【天皇125代を暗記した話】暗記は案外、楽しいものだ

暗記

勉強が暗記の時代は終わった。いまは思考力を養うことを優先する時代だろう。暗記などしなくても、いまは記憶媒体が山ほどある。常に身につけているスマホもそうだ。

とは言え、暗記がまったく必要なくなったか、というとそうでもない。試験や仕事を覚えておかなければならないことは少なくない。ビジネスでは人の顔と名前を覚えておくとかなり有利だろう。

暗記能力を日頃から鍛えておくと、いくつになっても脳は衰えない。年齢にはあらがえないとは思うが、やあらがうことは大切だ。生きている限り進化は必要だし、進化するべきだろう。

それなら、毎日楽しみながら、暗記をするのはおすすめできる。やり始めると、楽しいものだ。脳が活性化されるのは間違いない。

目次

学生の頃は暗記が苦手だった。

だけど、いまだに高校生の頃、ムリヤリ覚えさせられた
漢詩は忘れることがない。不思議なものだ。

日本の教育は基本的に思考的能力よりも暗記が優先だ。
恐らく、いまもそうだろう。

暗記が苦手なぼくは落ちこぼれる。
当然の話である。かと言って、思考的能力があったのかと言えば、ない。
なので、いずれにしても落ちこぼなのだ。これも自業自得か。

しかし、学生時代から遠く時を経て、脳の衰えが顕著になった頃、
突如、暗記に目覚めた。これが案外、楽しいのだ。
戦国時代なら、もう人生を終えようという時にである。

ある日、天皇125代、すべて暗記しようと思い立った。
※2020年(令和2年)の時点では天皇は126代
最初はすぐには入らない。
まず神武天皇から崇神天皇までの10代を何度も反復して、
リズム的に頭に放り込んだ。ここは問題はない。
自分なりに節をつけて歌うように反復すれば忘れられなくなる。

そこから10代ずつ増やしていく。元々日本史は好きだったので、
50代の桓武天皇までは、なんとか、かんとか頭に入った。
だが、それでも難所はいくつかある。
それはやはり、馴染のないものを記憶していくからだろう。

12代の景行天皇、13代の成務天皇、14代の仲哀天皇、この方たち誰?と思うだろう。
実在したかどうかは別にしても、学校では教わらないから
殆どの人が馴染みがない。

でも、この天皇を一人ひとり見ていくと、少しは馴染みがある。
景行天皇はヤマトタケルの父親であり、成務天皇はヤマトタケルの兄であり、
仲哀天皇はヤマトタケルの息子で、さらに、神功皇后の夫でもある。
いまの人は神功皇后すらも馴染みが薄いかもしれないけれど。。。

そして、応神、有名な仁徳へと繋がっていく。
古墳時代の天皇だ。まだ暫く古墳時代が続き、
聖徳太子の時代を経て、35代の皇極天皇から飛鳥時代へと転換していく。
さて、ここまで覚えるのも大変。節だけでは頭に入って来なくなる。

暗記のコツ

では、どのようにして覚えたかたいうと、ストーリー暗記法だ。
その人物のイメージや音の響き、音の意味などを用いながら、
ストーリーを構築してしまうのだ。
そのストーリーを頭の中でビジュアル化すると、なお良い。
内容が下らなければ下らないほど、脳に記憶されやすい。

例えば、
26代継体天皇、27代安閑天皇、28代宣化天皇、29代欽明天皇、30代敏達天皇
この5人の天皇はこんな具合に覚えた。

とにかく下らないストーリーをつくり、脳に擦り込む

【携帯】が【アカン】から【千回】呼んだら【金●】が【ビンビンに●つ】
自分以外の人には、まったく理解できないストーリーだろう。
でも、それで良い。とにかく下らないくらいストーリーを作るのだ。
シモネタがイチバン頭に入りやすいかもしれない。
これで記憶してしまえば、もうこっちのものなのだ。

こんなストーリーを125代まで続けて覚えていった。
以外とスルッと覚えたのだけれど、暫く思い出さないと忘れる。
ところどころ、記憶が歯抜けになるのだ。

常にアウトプットを心掛ける

だから、定期的に思い出すようにした。
一番良かったのはサウナに入っている間、これを暗唱すること。
サウナ好きなら、これは絶対にオススメ。
サウナの時間が短く感じること間違いなし。
それと、駅までの徒歩の間とか、電車に乗ったときなど、
何度も繰り返して暗唱した。

暗記したものたちを愛おしく思い、心で寄り添っていく感じ

気がつくと、126代の天皇たちがまるで我が親子か兄弟のように思えてきた。
すると、日本史がさらに身近に感じるのだ。
日本史を勉強するなら、歴代の天皇陛下を暗記するのは大変に役立つ。
なぜなら、言い方は悪いが天皇は日本史のインデックスでもあるからだ。
時代の流れがスルスルと理解できる。

気がつけば暗記が楽しくなって、次々とチャレンジ精神が起こってきた

そして、暗記は脳をほどよく刺激するようで、
その後も、いろんな暗記にチャレンジしているが、
年齢とは裏腹に覚える能力は確実にアップしている。

学生の頃にやっておけばよかったなぁとは思うが、
あの頃にこれをやる気には絶対ならなかっただろう。
大人になってもチャレンジを忘れなければ、
衰えることなく成長できる。

これはビジネスにも活きてくるものであると確信している。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

オフィス スルースカイ 代表|広告制作、WEB制作、コピーライター|フリーランス歴20年|ブログではITにまつわる情報を発信|時々、趣味の仏教をわかりやすく解説します|プログラミングや動画編集のスキルもあり|SEO上段者へ邁進中|

目次