みなさん、こんにちは。スルースカイです。
まずは自己紹介
- 普段はツイッターで仏教について呟いてます。
- 仏教の学びを十五年以上、続けています。
- 十代から役行者が好きです。いまは、法然、空海も好きです。
という筆者が解説します。
日本にはたくさんのお寺があります。お寺のない町のほうが珍しいですね。お寺は仏教のものだけれど…、じゃあ、仏教って何?どんな宗教?意外と知らないことが多い。というわけで、仏教について3分で説明します。
仏教のことがよくわからない人は、3つのポイントを理解すれば仏教が見えてくるはず。小難しいことは一切抜きで説明します。
仏教とは、を理解する3つのポイント。
仏教とは
いまから、おおよそ2,500年前にお釈迦様によって開かれたのが仏教です。イエス・キリスト様が開いた宗教はキリスト教なのに、仏教は釈迦教じゃないの?となりませんか。
お釈迦様も私たちと同じ人間ですが、ただ一点、決定的な違いがあります。それは悟ったという点です。
悟りとは何か。それはこの大宇宙のすべてを理解した状態を悟りといいます。つまり、宇宙の始まりと終わり、過去と未来、人間はなぜ生まれ、なぜ死にゆくのか、そして、死んだらどこに行くのか、すべてを理解したのです。
この悟った人のことを仏と呼びます。お釈迦様のことを仏陀(ブッダ)とも言います。だから、お釈迦様が開いた宗教を仏教と呼びます。
ですが、仏が教えるのが仏教という解釈は少し違います。正確に言うと、仏教は、仏になるための教えです。つまり、私たち凡人のために、お釈迦様が仏になるための教えを説かれたのが仏教です。
仏教とは、仏になるための教えです。つまり、私たちも仏になれるのです。
釈迦とは
お釈迦様はインドの北部カピラ国の出身です。釈迦国の王子として生まれました。お父様は浄飯王、お母様は摩耶夫人です。子どもの頃の名前をゴータマ・シッダールタと言いました。王子という立場でしたから、幼少期から何不自由なく贅沢三昧で過ごされています。
ですが、お母様の摩耶夫人はお釈迦様が生まれて間もなく亡くなっており、母の顔を知らずに育ったこともあるのか、お釈迦様はずっと、人間はなぜ生まれてきたのか、そして、なぜ老い、死んでいくのか、そのことを考え続けていました。王子の立場でありながら、心は満たされない生活を送っていたそうです。
29歳の時、お釈迦様は、ついに王子という立場を捨て出家してしまいます。なぜの問いの答えを探すためです。それから6年間、バラモン教の教えに倣い、大変、厳しい修行を積まれました。私ほどの厳しい修行をした者は過去にも未来にもいない、とお釈迦様本人がおっしゃるほどの修行でした。
それほどの修行をしたにも関わらず、何も得ることが出来ませんでした。
難行苦行で衰弱しきったお釈迦様は厳しい修行を捨て、ニレンゼン河の畔の菩提樹に座り込みました。悟りを開くまで決して立たないというお覚悟でした。
やがて、暁の明星が輝く時、ついにお釈迦様は悟られました。大宇宙の一切を理解したのです。それは35歳の時でした。そこから仏教は始まります。
仏教とは、お釈迦様が悟りを得たときから始まるのです。
お経とは
お経と聞いて思い浮かべるのは、お葬式や法要でお坊さんが読むもの、というのが多くの人の認識でしょう。確かにその通りなのですが、ではなぜ、お葬式でお経のを読むのか、考えたことがあるでしょうか。
お経は経典といいます。お釈迦様が悟られた内容が編纂されて書かれています。つまり、宇宙の真理が書かれているのです。
驚くことに現代の宇宙物理学によって、その正しさが証明されつつあり、科学文明が求める答えがすでに書かれていたりします。
イエス・キリスト様もそうですが、お釈迦様もご自身で教えを文字にして残してはいません。その教えはすべて口伝です。
お釈迦様が亡くなった後、弟子たちが集まり、その教えを一つひとつ丁寧に確認し、文字に起こし、それが現在にも伝わっています。その数は7千巻〜8千巻と言われ、膨大な数です。
経典はサンスクリット語で書かれたものが中国に伝わり漢字に変換され、日本に伝わりました。日本人が知る経典は漢字で書かれたものです。漢文が読める人なら読み込むことが出来ます。まだサンスクリット語のままで日本に伝わっていない経典もあるらしいです。それほどの数があるのは凄い分量です。
仏教とは、その教えはお経の中に書かれています。
お葬式でお経を読経するのは、仏になるための教えですから、亡くなった方に向けて仏になりなさいと教えていることになります。
ちなみに亡くなったお釈迦様のことはこちらに書きました。興味があれば、どうぞ。
まとめ
仏教とは、について、少しはご理解いただけたでしょうか?よく知っている方なら、とっくの昔に知っているよ、となるでしょうけれど、知らない人は本当に知りませんから、これぐらい易しいほうがいいでしょう。これはほんの触り程度です。仏教は大変深いですから、また、そのことについては今後、書いていきたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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