ことあるごとにビジネス用のカバンを取っ替えている時期があった。
営業仕事ではないので、あまりスーツを着ることがなく、
アタッシュケースの類は使った経験がない。
いつも持ち歩くのは、いつのころからかトート系のカバンが多くなった。
なんでもかんでも放り込んで、肩から提げて出掛けられる気安さが
フィットしたのかもしれない。
そのカバン遍歴が長く続いたことがあったのだ。
様々なブランドのトートを持ち歩いた。
どれも手頃な値段のものばかりだからだろう。
1年もすると、あちらこちらが破れ、持ち手が取れたり、
色落ちが激しいなど、まず、2年使うことはなかった。
そう言えば、DIESELのバックは長持ちした。
さすがに良いお値段だったから、当然かもしれない。
でも、これはデザインが古くなって使わなくなった。
飽きることもある。
ぼくはバックの中身を結構、詰め込む。
MacBookを持ち歩くこともある。
だから、当然、バックは重い。
かなりの耐久性が求められる。
ある時、意を決して、長く愛用できるトートを探すことにした。
一年ごとに購入していると、使い勝手もその都度違うし、
当然、出費も嵩む。
いろいろ、探して、辿り着いたのが吉田カバンだった。
って、なんで、いまさらそこ?
先に行け、と思う諸兄もいらっしゃるだろう。
その通り。灯台もと暗しとはこのこと。
ポーターとサックスバーが協同開発したトートがなかなか良く、
一目惚れして、即購入。
探した期間は長かったが、見つけて購入までは瞬殺だった。
それから、カバンはずっとそのまま。
頑丈で、雨にも問題ないし、デザインの飽きも来ない。
いまのポーターは3年目に突入した。
まだまだ、使えそうだ。
どこにも綻びもないし、壊れている気配もない。
いいことだらけだが、お値段は少し張る。
でも、これくらいの価格ならDIESELバックよりも安い。
長く使えることを考えると、賢い買い物だと思う。
これぞ、メイドイン・ジャパン。
灯台もとにはいいものが転がっている。
中華全盛の時代、頑張れニッポン!!!