Apple Watchを2年以上使って思うこと。

2020年2月14日2022年6月7日

ただの腕時計ではない。それがApple Watchだ。毎年、改良され、進化途上のガジェットでもある。他メーカーからもSmart Watchはたくさん販売されていて価格帯も様々。腕時計としては、それほど高価な値段ではないと思うが、それでも5万円前後のものが殆どで安い買い物ではない。

バッテリーは、まず2日以上保たない。そして、機能面もまだまだ改良されていくだろう。そんな状況で、いつ買うべきか、まだ待つべきか、と悩まれている方も多いことだと思う。

そこでApple Watch3を2年以上使ってみた経験から、おすすめ度合いをお伝えしたいと思う。
きっといい判断材料になると思うので、ざっくり読んでみてください。

AppleWatch3のヘビーユーザーになって

左手首にApple Watch3を付けるようになって、もう2年以上が経つ。いや、3年に近いか。

現在はAppleWatch5がリリースされていて、きっとまた新しいタイプが近々出るだろう。ガジェット好きからすれば、AppleWatch3は懐かしい機種になるかな。

このAppleWatch3から、単体でLET通信が可能になった。iPhoneがなくても、電話やネットが使える。ぼくのタイプも［GPS＋Cellularモデル］だ。最初は嬉しがってAppleWatchで電話したり、音楽を聴いたりしていたが、どうしてもiPhoneで賄う習慣が取れなかったので、いまは不要な機能になってしまっている。

AppleWatchでよく使う機能

AppleWatchを使って思うことは、確かに便利ではあるが、前述の通り、その機能をフルに使うことはまずない。でも、段々慣れてくると左手首に付けていることが当たり前になるので、無ければないで不便に感じるかもしれない。

一番使う機能は時計だ。時計だから当然なのだが。それまでは時間の確認はスマホでしていたが、Apple Watchを使うようになってからは、左手首を目線に持ってきて時間を確認するようになった。この腕時計感覚は、長らく馴染んでいるので、腕時計を付けない年月が長かったが、すぐに戻った感じ。

それと天気と気温の確認。これも毎日必ずする。しない日はない。たまに天気予報が外れて［傘がない］と井上陽水になることもあるが、まず問題ないレベル。

アクティビティ測定目的で持つのはよい

あとはアクティビティ。ムーブ、エクササイズ、スタンドの3つのリング。最初の頃は毎日、このリングを閉じることを日課にしていた。しかし、これにこだわると、毎日が疲れる。だから、ある時から閉じることに拘らなくなった。
普段、ジムに言ってトレーニングはしているので、敢えて気にすることはないとの個人の事情。
健康管理機能としては、一日何㎞、何歩歩いて、どれくらいのエネルギー消費があったのか、そして、心拍数もどれくらいだったか、常に記録されているのでその面では大変素晴らしい。

カメラの遠隔操作は便利

そうそう、便利な機能があった。カメラの遠隔操作だ。これは便利。iPhoneのカメラを遠隔で操作できる。例えば集合写真などで、iPhoneをテーブルや三脚などに設置して、AppleWatch側で画面を確認しながらシャッターが押せる。

びっくりしたエピソード

エピソードとしては、一度こんなことがあった。
AppleWatchの機能に【緊急通報SOS】がある。体調の悪化などを察知して自動でエマージェンシー対応をしてくれる。これは凄いと思う。救急電話に自動で繋いでくれるのだ。ぼくのAppleWatchは一度、これの誤作動を起こしたことがある。誤作動だったのか、ぼくの操作ミスだったのか、覚えていないが。。。
日本海側に旅行に行って旅館に宿泊した夜、何気なくAppleWatchを触っていたら、突然作動して、なぜか海上保安庁に繋がった。
「はい。海上保安庁です。何かありましたか？」
とAppleWatchから声が聞こえてきた。びっくりした。何かの間違いで消防局に繋がるのなら、まだわかるが、何故か海上保安庁。
「スミマセン、間違いです」と慌てて切った。

絶対に見逃してはならないSOS機能

これを後ほど、調べてみた。
SOS緊急機能にこんなものがあった。

■GPS機能で居場所を常に検知
■心拍の異常や危険があると、緊急通報で居場所を自動送信
　持病や、ジョギング・登山なども有効
■転倒などの動きを検知し、一定時間動きがないと緊急通報で居場所を送信※最新版
■ボタン操作で119番以外にも警察や海上保安庁など、登録先へ緊急通報で居場所を送信
　身内や友人を登録していれば、テキストメッセージを自動送信

いざという時に限るが、この機能は使える。普段、その機能の恩恵を受けていなくても、いつ、何が起こるかわからない。しかも、最近では独居老人の方も増えている。AppleWatchを付けていれば、何かあったときに安心だ。

こんな機能があるとは、あまり深く理解をしていなかった。

海上保安庁に繋がったのは、海のそばにいたからだ。これを調べてから思ったが、誤作動ではなく、誤操作だったのかなぁ、と認識を改めた。
万が一、海で溺れても、海上で迷子になっても、AppleWatchを付けていれば、海上保安庁が助けてくれる。これはちょっと凄すぎないか。