Xの検索コマンドをまとめた記事はたくさんありますが、そのほとんどが「X公式が案内しているもの」と「利用者のあいだで使われているだけのもの」を区別せずに並べています。
この違いは実務では重要です。公式に案内のないコマンドは、ある日突然使えなくなっても文句を言えません。この記事では両者を明確に分けて整理します。
この記事を書いた人
- X(旧Twitter)運用歴 10年以上/フォロワー7,000名以上
- Web業界歴 20年以上/本業はコピーライター
- Office ThroughSky 代表(2004年創業)
結論:まず押さえるべき5つ
from:ユーザー名 指定アカウントの投稿だけ
"完全一致させたい語" フレーズ検索
-除外したい語 その語を含む投稿を除く
since:2026-01-01 この日以降
until:2026-06-30 この日までこの5つはX公式ヘルプに案内がある機能です。仕様変更のリスクが低く、安心して使えます。
なぜ「公式」と「非公式」を分ける必要があるのか
X公式ヘルプの「高度な検索の使い方」に記載されているのは、単語・アカウント・地名・日付による絞り込みです。いいね数やリポスト数で絞る機能は、公式ヘルプには載っていません。
つまり min_faves: のようなコマンドは、公式にサポートを約束されたものではなく、動いているから使われている、という状態です。長年使えてはいますが、仕様変更で予告なく止まる可能性があると理解したうえで使ってください。
実際に検証しました。2026年8月14日時点で min_faves: は正常に動作しています。ただしこれは「今は動く」という事実であって、将来を保証するものではありません。
【公式】X公式ヘルプに記載のあるコマンド
単語・フレーズで絞る
| やりたいこと | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| すべての語を含む | 語1 語2(半角スペース区切り) | WordPress 高速化 |
| 語順どおりのフレーズ | “語句” をダブルクォートで囲む | “ブロックエディタ” |
| いずれかの語を含む | 語1 OR 語2 | SWELL OR Cocoon |
| 特定の語を除く | -除外語 | WordPress -広告 |
| ハッシュタグ | #タグ名 | #ブログ初心者 |
| 言語を指定 | lang:言語コード | lang:ja / lang:en |
ダブルクォートは半角を使ってください。全角だと機能しません。地味ですが、うまくいかない原因で一番多いのがこれです。
アカウントで絞る
| やりたいこと | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| そのアカウントの投稿 | from:ユーザー名 | from:ots3548 |
| そのアカウント宛ての返信 | to:ユーザー名 | to:ots3548 |
| そのアカウントに言及した投稿 | @ユーザー名 | @ots3548 |
from: は自分の過去投稿を掘り返すときにも便利です。「あの話、いつ書いたっけ」というときに from:自分のID キーワード で一発です。
日付で絞る
キーワード since:2026-01-01 until:2026-03-31since: がその日を含む以降、until: がその日まで。形式は必ず YYYY-MM-DD です。片方だけでも使えます。
地名で絞る
公式ヘルプには「特定地域から投稿されたポスト」を絞り込む機能が案内されています。ただしこれは検索窓のコマンドではなく、「高度な検索」画面のドロップダウンから指定する形です。後述の画面から使ってください。
【非公式】公式記載はないが実務で使われるコマンド
ここから先はX公式ヘルプに記載のないコマンドです。2026年8月14日時点では動作を確認していますが、公式のサポート対象ではありません。業務で確実性が必要な場面では、公式の「高度な検索」画面を使ってください。
反応数で絞る
| やりたいこと | 書き方 | 例 |
|---|---|---|
| いいねが○以上 | min_faves:数値 | min_faves:10000 |
| リポストが○以上 | min_retweets:数値 | min_retweets:5000 |
| 返信が○以上 | min_replies:数値 | min_replies:100 |
コマンド名は旧称の retweets のままですが、現在のリポストを指します。名称変更後もコマンド側は変わっていません。
投稿の種類で絞る
| やりたいこと | 書き方 |
|---|---|
| 画像付きのみ | filter:images |
| 動画付きのみ | filter:videos |
| リンク付きのみ | filter:links |
| 返信を除く | -filter:replies |
| リポストを除く | -filter:retweets |
-filter:replies は特に効きます。返信を除くだけで、検索結果のノイズが大きく減ります。
実践:組み合わせレシピ
1. 自分の過去のヒット投稿を振り返る
from:自分のID min_faves:100 -filter:replies伸びた投稿だけが並びます。自分の勝ちパターンを言語化するのに一番手っ取り早い方法です。
2. 特定ジャンルのバズを研究する
ブログ min_faves:3000 lang:ja -filter:repliesジャンルを絞ったうえで反応の多い投稿だけを見ます。数値は結果が20〜50件になるあたりに調整すると分析しやすい。
3. 商品やサービスの評判を調べる
"SWELL" -filter:retweets lang:ja since:2026-01-01リポストを除くと、実際に自分の言葉で書いた投稿だけが残ります。広告的な拡散を除いた本音が見えます。導入検討時に有効です。
4. 競合アカウントの伸びた投稿を見る
from:調べたいID min_faves:5005. 期間を区切ってイベントの反応を追う
イベント名 since:2026-08-01 until:2026-08-31 min_faves:50公式「高度な検索」の使い方
コマンドを覚えなくても、入力欄を埋めるだけで同じ絞り込みができます。公式機能なので、仕様変更で急に使えなくなる心配がありません。
- X.comにログインする(公式ヘルプに「ログインすると利用できます」と明記されています)
- 検索バーで何か検索する
- 検索結果ページ右上の[検索フィルター]下部にある[高度な検索]をクリック
- 単語・アカウント・地名・日付の各欄を埋めて[検索]
高度な検索はPCブラウザ版のみです。スマホアプリからは開けません。細かい条件指定をしたいときはPCを使ってください。なお、検索コマンド自体はスマホアプリの検索窓でも問題なく動きます。
コマンドが効かないときのチェックリスト
うまくいかない原因は、だいたいこの5つです。上から順に確認してください。
- 全角スペースを使っていないか コマンドの区切りは半角スペースです
- ダブルクォートが全角になっていないか ”語句” は半角で
- コロンの後ろにスペースが入っていないか
from: IDではなくfrom:ID - 日付の形式が違わないか YYYY-MM-DD 以外は受け付けません
- 条件が厳しすぎないか 該当が0件なだけかもしれません。数値を下げて試す
それでも動かない場合、そのコマンドが非公式で仕様変更があった可能性があります。公式の「高度な検索」に切り替えてください。
検索結果を継続的に追いたい場合
検索コマンドは「その場で調べる」用途には十分ですが、特定キーワードを毎日追いかけるとなると手作業では続きません。
私はSocialDogのキーワードモニター機能を使っています。指定した語を含む投稿を自動で集めてくれるので、毎回検索し直す手間がなくなります。無料プランもあるので、まず試してみるのが早いと思います。
よくある質問
Q. ログインしなくても検索できますか?
検索結果の表示自体はできる場合がありますが、公式ヘルプには「X.comにログインすると、高度な検索が利用できます」と記載されています。安定して使いたいならログインした状態を推奨します。
Q. コマンドは大文字と小文字を区別しますか?
コマンド部分は小文字で書くのが無難です。OR だけは大文字で書く必要があります。
Q. 検索できる期間に上限はありますか?
検索窓からの通常検索では、古い投稿ほど拾いにくくなります。since: と until: で期間を狭く区切ると、古い投稿も見つかりやすくなります。
まとめ
- 公式に案内があるのは:単語・フレーズ・OR・除外・ハッシュタグ・言語・from/to/@・地名・日付
- 公式記載がないのは:min_faves、min_retweets、filter: 系
- 非公式コマンドは止まる可能性がある前提で使う
- 確実性が必要なら公式の「高度な検索」(PCブラウザ・ログイン必須)
- 効かないときはまず半角・全角を疑う
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※ 本記事は2026年8月14日時点の情報をもとに作成しています。Xの仕様は変更される場合があります。一部にアフィリエイトリンクを含みます。

